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そのやさしさをだいて【登録タグ そ 上村香月 初音ミク 曲】 作詞:上村香月 作曲:上村香月 編曲:上村香月 唄:初音ミク 曲紹介 上村香月氏の18作目。 絵師として幅広く活動されている彬音さんの看板娘。ネフィアのイメージソングを担当させていただきました。 イラスト:彬音 歌詞 (動画より書き起こし) 強く胸に刻む証 ほら輝いてる 夕暮れの帰り道 手を繋ぎ歩いた 零れ落ちる赤に 二つの想い乗せ 静かに揺られてる 記憶の海の中 馳せる涙の味 ちょっとしょっぱくて 苦しくて 辛くても ここに帰れば待っている その声と優しさで 包んでくれるんだ 抱きしめて離さない あの夕日とあの約束 強く胸に刻む証 ほら輝いてる 覚えてる? あの景色 私に見せてくれた空 今も思い出すと少し 笑顔溢れる 夜空を駆け巡る 流れ星見上げた 願いが叶うなら 少しの勇気が欲しい 忘れない 忘れない 心に伝うあの言葉 独りきり震えてる 夜を乗り越えて 静かに照らす月が 私を静寂へ誘う 離さずにいてよ 今は 掌抱いて 鳥達は目指してく 彼方にある楽園へと はためく翼仰いで 私もいつか 抱きしめて離さない あの夕日とあの約束 強く胸に刻む証 ほら輝いてる 未来まで紡いでく あなたと渡る架け橋を 手を取り笑顔絶やさずに今歩いてく 素敵な夢だけポケットに 詰め込んだなら駆け出そう 二人で始める 物語を今描いて コメント 名前 コメント
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冬を司る女神で、水属性を持っている。 アトリビュートは枯れ枝。
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狐の苦悩と猫の優しさ 「私さ…何もできないよな」 「凪姉?」 「スイネの側にいてやれなかった、トキコが苦しんでるのにも気づけなかった。私…全然ダメだな。」 「凪姉のせいじゃないって。」 「確かに私のせいではない。でもな、こんなもの一本作れたところで誰一人救えやしねぇんだよ!う…っ、ふぇ…」 「凪姉、泣いてるの?」 「んだよ、笑いたきゃ笑え。爪スつ-;ス」 「笑わないよ。だって、誰かのために泣けるって素敵なことじゃない。…ボクにはそんなことできないよ。だから大丈夫。」 「ありがと…しかし弟分の前で泣くってみっともないなぁ。忘れてくれ。」 「昔は男のボクの方がほぼ毎日泣いてたからドローですよ。」 「そうだな。さ、トキコのためにもスイネを迎えに行かないとな。…お前のバイト先の医者、相当優秀なんだろ?絶対大丈夫だって。」 「…はい!」 猫と狐は、朱鷺の想いを胸に走り出す。 救済の時は近い。
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冷たさと優しさ+? 「冬也くん、凪っち先輩きてるよ。これからデートですか?」 「ちょっ、ののか!か、帰るだけだって///」 「それでもデートだよねvがんばって^^」 「な、え・・・///」 「何あわててるんだよ、おいてくぞ。」 「待ってよ凪姉ー!!」 「ケイイチ先輩がユウキ先輩になんかされてたんだけどあれ何?」 「気にしてたらきりないぞ。ん?」 「おら!かえるさん だせっ!(げしげし」 「きめえんだよおまえ!(げしげし」 「・・・(>へ<)」 うわぁー男子2人で女子いじめてる。これは注意しないとね。 「ちょっとボク達、女の子いじめるのはよくないよ。」 「なにこのじじい」 高校生でもうジジババかよ・・・軽くへこんでいると凪姉が子供を一人持ち上げた。 「うわ!なにすんだよばばあ!」 「ばばあか。まあお前らからしたらそうだろうな。でも今それは関係ないのだよ。この子に謝れ。」 「俺悪くねえよ!こいつがきもいから悪いんだよ。」 「そうそう!」 「あくまでも自分は悪くない、と・・・私基本的にガキって嫌いなんだけど、お前らみたいなクソガキ一番嫌いだわ。人の痛み知らないわ自分勝手すぎるわで本当最低。中学のとき変な先生いたんだけど、そいつ自分がクズだからって他をクズ扱いして優越感にひたってたの。お前らもそうなりたいの?それと、この子がどういう気持ちでいるとか考えたことあるのか?ないだろうな。」 「うわっ!」 「ひ・・・」 「凪姉、投げるのはちょっとやりすぎ・・・寒っ!」 凪姉の周りが異様に寒い。体から冷気でも出てるのか? 「・・のか?」 「「え?」」 「この子にごめんなさいって言うのか、言わないのか。どっちなんだ?」 「「ごめんなさい・・・」」 「・・・許してあげるか?」 「うん・・・」 「だってさ、よかったな。次はないと思えよ。」 「「うわぁああぁ!!」」 「大丈夫か?次なんかされたら私に言えよ。お前は悪くないんだから。じゃあな。」 「うん・・ありがとうございました。」 「ガキは嫌いなんじゃなかったの?」 「嫌いに決まってんだろ。弱いものいじめはもっと嫌いだ、あれ見逃す方が異常なのだよ。」 「ボク、凪姉のそういうとこ大好きだよ。」 「それはありがたい///」
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善法寺伊作は不運な男だった。 忍術学園内を歩いていては穴に落ち、運の悪いものが集うと言われている保健委員会に六年間在籍し、今ではその保健委員会の委員長を務めている。 「……だからって、殺し合い?私が?」 伊作の頭にあるのは、あまりにも理不尽としか言いようのない現実に対するやりきれない思いだった。 「…そ、そうだ!荷物を確認しなきゃ!」 慌ててデイパックを開ける。 あの主催者とみられるメガネの男が言っていた『運のいい子には3個、運の悪い子には1個、どちらでもない子には2個』入っていると言う支給品を、確認するために。 伊作の頭に『運』という単語が嫌な感じに響いた。 感じていた不安は、的中した。 「…こんなのでどうやって殺しあえって言うんだよ……」 出てきたのはカエル。 かなり大きいそのカエルは伊作と視線が合うとゲコゲコと鳴きながらどこかへ飛び跳ねて行ってしまった。 「……どうしよう…。」 持ち物は初期支給品の入ったデイパックのみ。 善法寺伊作は、言うなればスタートから出遅れていたのだ。 だがこの程度の不運なら学園で過ごしていた六年間でいやというほど体験している。 伊作は急いで地図を見ると今自分がいる位置がD-7の公園である事を確認した。 …そうだ、みんないるんだ。皆がこんな殺し合いに乗るなんて思えない。 だがもし襲われた場合は?? 戦う事が大好きな留三郎や文次郎なら迎え撃つ可能性は高い。 もし万一彼らが怪我でもしたら…… それ以前に自分のように戦う意思のないものが怪我をしたら…… その時は、私が彼らを治療するんだ。 だって自分は……保健委員長だから。 伊作はまず、C-6の病院に行こうと思っていた。 そこに行けば何らかの医療道具があるかもしれないし、もしかしたら怪我を負った人が逃げ込んで来るかもしれない。 そう言う人を保護して治療してやろう。 伊作はそう考えていた―― 公園のトイレに人の気配を感じるまでは。 (何故トイレに……もしかして怪我をして…!?) 伊作は病院に向かうより前に公園のトイレに向かっていた。 「誰かいますか?」 使われている雰囲気が一切しないトイレは、何か不気味な印象を放っていた。 確かに人の気配はしたんだが… 明かりもない公衆トイレというものは朝日が差し込んでいるとは言え不気味なものだ。 人の気配がしていなければ、一刻も早く出てしまいたいのだが。 「気のせいだったのかな?」 3つある個室も全部調べた。 だが、そこには誰もいない。 念のため女子トイレも調べるか……? 少々気が引けるが、やむを得ないか。 そう思い男子トイレを出ようとした瞬間だった。 「うおおおーっ!!」 ばん、と清掃用具入れの扉が大きな音を立てて開き、そこからどうやって入っていたのか少々疑問に思う巨体が伊作に襲いかかってきた。 手には黒い棒のようなものを持っている。 よけきれない、と判断した伊作はとっさに左腕でそれを受け止めた。 強烈な打撃に伊作の身体が悲鳴を上げる。 ぼきり、と言う嫌な音と共に左腕が熱を帯び出した。 「ちぇっ、一発で仕留めるつもりだったのに……」 目の前の太った男が、口元を醜くゆがめた。 「きっ…君はこの殺し合いに乗ったと言うのか!?」 「そうだよ。」 さらっと、まるで今日の天気について話すかのようにさらっと太った男は言った。 その眼には反吐が出そうになるような黒く濁った狂気がぎらぎらと光っていた。 「何を驚いているんだい?そりゃ僕もこういう風に見ず知らずの人間を殺すのは初めてだけどさあ…」 そう言いながら太った男は手に持った鉄パイプをもう一度振りかぶった。 伊作はとっさに避けたが、それにより出口からは遠くなってしまった。 袋小路に追い詰められてしまった。 「ま、運がなかったと思ってよ。」 そう言うと、太った男は鉄パイプを思いっきり振りかぶった。 その時だった。 「待ちな!!」 入口の方に、人が立っていた。 パッと見ただけでは詳細までは分からないが、なかなかの長身。 鼻筋の通った端正な顔立ち。 そして――その眼をひきつけるのは特徴的な髪形――大きなリーゼントヘアー。 伊作は見慣れぬその髪型に目を奪われてしまっていた。 「…なんだい?君は?」 「テメーはこの殺し合いに乗ってるのか?」 「…質問を質問で返されるのは好きじゃないんだけどなあ……」 太った男は伊作の方をちらっと見たが、伊作がすぐには動けないのを見届けるとリーゼントの男に向き直った。 「答えろ、テメーはこの殺し合いに乗ってるのか?」 「ああ、乗ってるよ。今からこの人を殺すんだ。」 さらりと言うその言葉には、彼が今まで何人もの命を奪って来た事を感じさせる何かが伝わってきた。 その様に、伊作の背に悪寒が走る。 「……テメーは許せねえ、今からボコボコにしてやるから覚悟しろ。」 「ふん、どうやってやるっていうんだい?」 小馬鹿にするように、太った男は余裕を持ってリーゼントの男に話す。 「大体さぁ……君みたいな人間は気にくわないんだよね。偉そうにしてるし、そもそもそんな髪形、ダサいんだよ。」 「……あ?」 伊作はただならぬ気配を察知した。 それは殺気だとか、そう言ったものなんかじゃない。 純粋な怒り。 あまりにも純粋すぎる感情だった。 その純粋な感情に、戦闘経験豊富なはずの伊作は戦慄を覚えた 「…テメー、今なんつった。」 「ん?」 「誰の髪形がサザエさんみてーだとォ!?」 「そんな事言ってな…!」 「確かに聞いたぞコラァー!!」 伊作の目の前に、もう一人の影が現れた。 筋骨隆々な肉体、体のあちこちにあしらわれたハートマーク、人間離れした、と言うか人間には見えないその身体。 「ドララララララララララララーッ!!」 そのもう一人の影が、太った男を軽々と殴り飛ばした。 「おい、あんた無事か!?」 「あ、あばばばばばば……」 伊作は目の前で起きた事に混乱していた。 どうやら助かったと一瞬思ったが、そう思ったためか左腕の痛みが急激に増していく。 「…どうやら折れちまってるようだな。」 「うう……」 保健委員長なのに不甲斐ない、と思った次の瞬間だった。 先程太った男を殴り飛ばした影が現れたのは。 「もう大丈夫だぜ、あんた。」 「なっ……」 伊作は直感した。 この男は、自分も殺すつもりだと。 もう伊作に逃れる術も道具もない。 影の拳が伊作に迫る瞬間、伊作の意識はブラックアウトした。 「―――?!」 「どうしたんだよ?」 おかしい 何故自分は生きている? と言うかいったい何がどうなっているんだ? 「おっかしーなー……一発で治るはずなのに……」 「え?」 伊作は、左腕の痛みが引いているのに気がついた。 それにもうあの影は出ていない。 「あの…君は一体?」 「話は後だ、いつまでもここにいたら危険だ。とりあえず病院へ向かうぞ、立てるか?」 「あ、うん!」 逃げるように二人はトイレから飛び出し、病院へと歩き出した。 「そうそう、自己紹介が遅れちまったな。俺は東方仗助だ。」 「あ、私は善法寺伊作……ありがとう、治してくれて。」 この二人は、よく似ている。 二人とも、心の奥に誰にも負けない優しさを、持っていた。 その優しさはこの殺し合いの場でどう動くか それは誰にもわからない。 【D-7公園/1日目朝】 【善法寺伊作@忍たま乱太郎】 [状態]:左腕にヒビ(軽度) [装備]:なし [道具]:基本支給品一式(アイテム確認済み) [思考]1:保健委員長として、怪我人を治療する 2:仗助とともに病院へ行く 【東方仗助@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式(アイテム確認済み、武器だと判断できたものはありませんでした) [思考]1:伊作とともに病院へ行く 2:おっかしーなー? 【細田友晴@学校であった怖い話】 [状態]:ダメージ(大)、全身打撲、気絶中 [装備]:鉄パイプ@現実 [道具]:基本支給品一式(アイテム確認済み) [思考]1:気絶中 2:殺し合いに乗る 【備考】 伊作の初期支給品はカエル@ブシドーブレード弐でした。 スタンドの力が制限されています。 009 おっさん2人 投下順 011 Where is daughter? 009 おっさん2人 時系列順 011 Where is daughter? GAME START 善法寺伊作 038 トラブル・イン・ホスピタル GAME START 東方仗助 038 トラブル・イン・ホスピタル GAME START 細田友晴 040 負けて死ね
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1251 優しい人たち/コメントログ」 ほんとはゆっくりに優しさなんて必要ないのにね。 -- 2010-07-28 10 22 20 餡子やクリームを取り出すときは『優しく』してください。飛び散ると後始末がたいへんです。 って加工所でバイト中の鬼意山が叱られたとか…(てゐ談) -- 2010-07-28 10 50 13 中枢餡をいじくる時は「優しく」しよう。 簡単に死ぬとなぁ……ふふふ……… -- 2010-08-03 14 08 27 老人の優しさを無駄にした者の末路には相応しいな… -- 2011-01-13 21 06 04 優しさの方向性の違いだな どちらも飼ってやるわけでも餌をくれてやるわけでもなく、 ただほんの少しの情けをくれてやっただけ -- 2011-07-17 13 32 16 いい時代になったものだな -- 2012-08-06 12 19 59 おじいちゃんは優しさから「出て行け」といい お兄さんは駆除させるために「ここに居ていい」と甘言を弄する… 人間社会にも当てはまるよなぁ -- 2012-09-27 03 18 02
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さり気ない優しさ 桐生静 進化前 進化後 CV 松井 恵理子 ステータス ※ステータスの数値は初期値になります。 型 属性 レア度 HP ATK 巫女 赤 UR 160 2110 アビリティ ウチが全部ツッコんだる! 発動条件 効果 残HP2割 リーダーのHP2割以下になったとき、仲間全員の状態異常を回復、MAXHP減少を除く能力減少回復(発動上限 10回) 全力でブチかましたり! 発動条件 効果 HP8割以上 リーダーのHP8割以上のとき、自ペアにMAXHP減少を除く能力減少耐性、仲間全員のATK+40%、攻撃ペース+50%、CRT+500、ダメージカット5000 神花・覚醒 神花/覚醒時 獲得精霊 初回神花 二回目回神花 三回目神花 四回目神花 SR山本五郎左衛門(赤) 一定覚醒値報酬 必要覚醒値 3 SSR山本五郎左衛門(赤) 神花解放 段階 必要コイン 必要属性結晶 上限Lv30 - - 上限Lv50 - - 上限Lv70 - - 上限Lv99 - - ボイス 1 - 2 - 入手方法 爛漫咲輝祭 名前
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目が覚めれば、最高の一週間がやってくるはずだった。 大きなあくびをして、あったかい小屋から外に出て、きれいなおひさまの光を浴びて。 眠たさが吹き飛ぶくらいの爽やかな空気をいっぱいに吸いこんで、おいしい朝ごはんをおなかいっぱいに食べる。 それからの予定は、ずっと前から決まっていた。 大好物のおやつをごちそうしてもらって、ブリーダーさんと一緒に、一日中遊ぶのだ。 トレーニングも、修行も、大会の予定もない。 今日は、ボクのやりたいことを、好きなようにやってもいい、ステキな一週間のはじまり。 やさしくてだいすきなブリーダーさんが、ボクとずっと遊んでくれる、ワクワクする一週間のはじまり。 昨日の夜は、胸がドキドキしてなかなか寝付けなかった。明日、お昼寝をしたくなっちゃったらどうしようって心配しちゃうくらいに、眠たさがやってくるのは遅かった。 それくらい、楽しみにしていた日だった。 だって今日は、とくべつな日。 ブリーダーさんがワガママを叶えてくれる――ボクの、誕生日なんだ。 目が覚めれば、最高の一週間がやってくるはずだったんだ。 なのに。 実際に目が覚めたとき。 硬くて冷たい床に放り出され、両足は痛いくらいにキツく縛られ、鉄色をした部屋に閉じ込められていて。 そうして――もう一度眠って、気がついた時、ボクは川の音が聞こえる森の中にいたのだった。 見たことがない場所だった。 耳に届くのは穏やかなせせらぎのはずなのに、なんだかとてもぞわぞわした。 悪いユメの中にいるのかと、ちょっとだけ思う。 ユメならばいつか目が覚める。 だけれど、足にくっきりと残るクサリの跡と、そこに感じるじんじんとした痺れに似た痛みが、ユメなんかじゃないと教えてくれていた。 だったら。 だから。 あれは。 動いて喋って怒っていたモンスターが、あっという間に動かない真っ黒なカタマリになってしまった、あの光景は。 間違いなく、ユメではなくゲンジツなんだ。 ゲンジツだったら、戦わなければいけない。 あのよく分からない男は、ボクらに戦うように命令してきたのだ。 言うことを聞かないと、真っ黒なカタマリにしてやるぞって、脅し付けて。 それでもボクは、全然気が進まなかった。 戦いがイヤなわけじゃない。大会で好成績を出したことだってあるし、修行先でノラモンと出会って戦うこともあった。 けれどそのときと今では、違う。全然、違う。 どうしてかは分からなくて、上手に言葉にできないけれど、なんだか違う気がした。 わからない。 わからないから、胸の奥がもやもやする。もやもやはとても気持ちがわるくて、答えを知りたくて。 なんでも相談に乗ってくれるブリーダーさんに、お話をしたくて。 ボクは、鼻をひくつかせた。 色んな香りがする。 いい匂いがする。イヤな臭いがする。知っているにおいがする。知らないニオイがする。 そんな入り混じった香りの中を、ボクは必死で嗅ぎ分ける。 どんなに、そうしても。 ボクが欲しい匂い――ブリーダーさんの匂いを、見つけることは出来なかった。 そのことを意味しているのは。 ボクが独りぼっちであるという、そういうことだった。 そう思った瞬間。 イヤな寒さが、全身を駆け抜けた。その寒さは血に乗って体中に広がっていってしまう。 内側から来るその強い寒気には、毛皮なんてなんの意味もないようだった。 全身が、ガクガクする。 からだじゅうが、ヘンな震えを繰り返してしまっていて、壊れてしまったみたいだった。 寒くて。心細くて。寂しくて。 けれど、温めてくれるヒトはいてくれない。抱き締めてくれるヒトはいてくれない。 そのゲンジツが、余計に震えを強くさせる。 ただ、苦しかった。今まで感じたことのない苦しさが、おなかの底からせり上がってくるようだった。 それに突き動かされるように、口を開けて――。 「――……」 そうして。 「――…………」 そうして、ボクは。 「――――…………」 あったかいものがほしくて。 「――――――――――…………………………ッ」 抑えきれない気持ちに任せて、遠吠えを上げていたのだった。 「――――――――――――………………………………ッ!」 喉が枯れ果てそうなほどに、遠吠えを上げていたのだった。 ◆◆ 寂しそうな呼び声が、細木の枝葉を震わせる。 まるで木々がもらい泣きをしているような音を聞きながら、わたしは歩いていた。 声が聞こえるたびに、一歩ずつ。 声の先へ向かうべく、一歩ずつ。 ひたり。 ひたり。 そうして歩くたびに、呼び声は鮮明に耳に届いてくる。 ひたり。 ひたり。 鮮明さを増すが故に、その声に乗せられた苦しみが、よく伝わってくる。 ひたり。 ひたり。 声に宿る感情は寂しさであり悲しさであり苦しさであり心細さであり恐怖であった。 ひたり。 ひたり。 それは、とても心に響く感情であり、強く共感できる感情だった。 ひたり。 ひたり。 やがて、呼び主の姿が、目に見える。 鳴いているのは、こげ茶色と白の毛並みをした、鋭い角の生えた狼のようなモンスターだった。 だが狼と呼ぶには、その目はあまりにもつぶらで可愛らしい。 彼から感じられるのは、狩猟者の持つ凄みではなく、愛らしさだった。 「……誰を、呼んでいるの?」 尋ねると、彼は驚いたようにびくついて遠吠えを中断し、けほり、と咽返った。 彼は慌てて、威嚇するようにわたしを睨みつけてくる。 唸り声を上げるその様さえも妙に愛らしく、あまり威嚇にはならないとは思うけれど、その感想は胸の奥に封印し、わたしは首を横に振った。 「……いきなり声を掛けて御免なさいね。貴方を傷つけるつもりはないわ」 可愛らしい狼さんを前にしても、自分の声は、やはり平坦でしかなかった。 あの日から。 家族が、友人が、焦がれた相手が、目の前で皆殺しにされたその瞬間から、わたしの表情と声色は完全に壊れてしまった。 愛想よくできればとは思っても。心に感じることがあったとしても。 表情は一切変わらず、声色に起伏を持たせられなくなっていた。 今のわたしは、感情を外に出せないのだ。 そんなザマで傷つけるつもりはないと嘯いても、説得力は感じられないではないだろうか。 そう思い、わたしは首を傾げてみる。 すると、可愛らしい狼さんも同じように首を傾げ、鼻をひくひくと動かしてみせた。 しばらくそうしてから、彼は、ふーっ、と長く息を吐き、ぺたりと地面に座り込んだ。 「よかったぁ……」 安堵に満ちた一言に、わたしは内心で同意する。 どうやら、疑われずに済んだようだった。 「……誰を、呼んでいるの?」 落ち着いたところで、もう一度同じ問いを投げかける。 そうしたら、可愛らしい狼さんはきょとんとして、でもすぐに、少しだけ恥ずかしそうにして、口を開いてくれた。 「だいすきな――ブリーダーさんだよ。逢いたく、なっちゃって」 とても素直で、裏表のない答えだった。 それを聞いて、わたしは、くっと胸を詰まらせずにはいられなかった。 “ブリーダー”さんというのが誰なのか、わたしは知らない。 だけれど、可愛らしい狼さんのとろけるような微笑みと、やさしさに溢れた声色が、“ブリーダー”さんへの愛情を、何よりも明朗に物語っていた。 逢いたいと思える相手がいるのは、幸せだ。 わたしが逢いたいと願う相手は、もういない。 みんな、みんな、残虐なまでに容赦なく虐殺されてしまった。 ニンゲンが享楽に耽るために、殺されてしまった。 残されたわたしは、殺されたみんなのうらみを、ニンゲンどもに叩きつけるために生きている。 そう。 わたしは、憎しみ支えられて立っているのだ。 「……そう。ほんとうに、だいすきなのね」 そんなわたしにとって、目の前の幸福はひたすらに眩かった。 えへへ、と笑って肯定する可愛らしい狼さんの幸福を、羨ましくないと言えば嘘になる。 けれど、彼が溢れさせる純粋さと素直さの前では、そんな羨望などあっさりと霞んでいく。 羨みよりも、彼が握り締める幸福を守りたい気持ちが先に立つのだった。 幸福が不当に喪われてはならない。 わたしのような想いをするモンスターがいないのが、最良なのだ。 「……わたしは、トンベリっていうの。貴方は?」 「ハムライガー、だよ。お父さんがライガーで、お母さんがハムなんだ」 可愛らしい狼さん――ハムライガーくんが、素敵な笑顔を向けてくれる。 その笑顔と、共に在りたいと思った。この幸せを、翳らせたくはないと望んだ。 これは、みんなのうらみだけを抱いて往くわたしが、久々に抱いた温かな気持ちだった。 だから、懐に潜ませた重みを強く意識する。 そこにあるのは、『ふくろ』に入っていた鋭い刃物。愛用の包丁ではないけれど、充分な殺傷力を持つ刃。 名を、こおりのやいば。 ニンゲンの手によって用意されたものであるのは癪だが、これでニンゲンを刺し殺してやる瞬間を夢想すれば多少なりとも気分は晴れる。 わたしは、あまねくニンゲンに憎しみを抱いている。 わたしのたいせつな同胞を殺した輩は、数多いニンゲンのうちの一握りでしかないと、理解はしていたとしても。 けれど、あらゆる感情を吸い尽くして肥大化した、水底でわだかまる汚泥のような憎悪は、わずかなニンゲンを怨むだけでは飽き足らない。 そう。 この武器は、憎きニンゲンを殺すために使うべきだ。みんなのうらみを晴らすために使うべきだ。 けれど、もし。 ハムライガーくんを傷つけるモンスターが現れるのならば、この武器を容赦なく振るっても構わないだろう。 だって、そんなことをする奴というのは。 わたしたちモンスターを檻に閉じ込めて殺し合わせようとする、腐り切った屑ニンゲンに従う唾棄すべきカスだということなのだから。 わたしは、想うのだ。 ニンゲンなどに心を奪われた輩は。 ニンゲンなどに同調する外道は。 あまつさえ、ニンゲンの存在を肯定する愚図どもは。 それらは須らく、ニンゲンに心を毒された汚物でしかないと。 故に。 故に、そんな穢れた存在は死ぬべきであろうと、わたしは、想うのだ。 「トンベリ、さん? どうしたの? ボクの声、聞こえてる?」 心配そうなハムライガーくんの声に、ハッとする。 どうやら、心の底から這い上がる憎悪に、意識を奪われていたらしい。 「……大丈夫、聞こえてる。御免なさい。少し考え事をしてしまっていたわ」 それでもやはり、わたしの声は平坦だった。きっと、表情も変わっていやしないのだろう。 「……考えていたのは、これからのこと。ねえ、ハムライガーくん」 嘘をつくのには便利だ。 けれどそんなこと、少しも嬉しくなんてないから、ほんとうの気持ちを告げることにする。 「……よかったら、わたしと一緒に、行動しない?」 ハムライガーくんが抱く純粋な幸福を守り、共に在りたいのは紛れもない本心だ。 なのに、嘘と変わらない様子で言えるわたしは、やっぱり壊れてしまっているんだろうなと、改めて実感するのだった。 【F-5/森/一日目/昼】 【ライガー(ハムライガー)@モンスターファームシリーズ】 [状態]:健康 [装備]:なし [所持]:ふくろ(不明支給品1) [思考・状況] 基本:ブリーダーさんに逢いたい。殺し合いはしたくない。 1:トンベリと話をして、トンベリの提案をどうするか考える [備考] オス。ブリーダーに育てられている。種族はハムライガー(ライガー×ハム)。一人称は「ボク」 【トンベリ@ファイナルファンタジーシリーズ】 [状態]:健康 [装備]:こおりのやいば@ドラゴンクエストシリーズ [所持]:ふくろ(中身無し) [思考・状況] 基本:ニンゲンを殺す。殺し合いに乗る気はないが、ニンゲンを肯定するモンスターは殺す 1:ライガー(ハムライガー)の幸福を守り、共にありたい 【備考】 メス。目の前でニンゲンに仲間を皆殺しにされた経験があるため、ニンゲンを激しく憎んでおり、感情表出ができなくなっている。一人称は「わたし」 “ブリーダー”をモンスターの名称だと思っており、人間であるとは思っていない。 《支給品紹介》 【こおりのやいば@ドラゴンクエストシリーズ】 永久に溶けない氷を刃として加工した短剣。道具として使うとヒャド系の呪文が発動する。 No.05 モンスターだって何にでもなれる 時系列順 No.07 Fantastic Future No.05 モンスターだって何にでもなれる 投下順 No.07 Fantastic Future ハムライガー(ライガー) No.21 上手くズルく生きて楽しいのさ トンベリ No.21 上手くズルく生きて楽しいのさ
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ルミナシア=ライムライト 人物像 「蛍火」という特殊な炎を使う魔術師。 薄黄色の長髪と白黒の衣服とが特徴の女性。 蛍火は鬼火の一種で、彼女と契約を結び行使されている魔物。緑色に光るその炎は触れた者に強力な幻惑を引き起こす。 また、炎の残滓は術者の火属性魔法の効果を大きく増幅させる力を持つ。 その他にも様々な能力を有するのだが契約条件は易しくなく、液体しか口に出来ないという中々過酷な生活を強いられている。 関連事項 魔法使い、魔術師、魔道師等
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第5話 過去と苦悩 ――――――――――――――――ロマーニャ基地・ハンガー場 ボク「・・・。」 滑走路で体育座りしているボク准尉。あの戦いの後から、501のメンバーと会わない様にしている。 ボク「・・・また一人ぼっちかな。」 ため息をついていた途端・・・ シャーリー「よぉ!!」 ボク「おうわっ!!?」 奇声をあげてババッと身を起こす。 ボク「し、シャーリーさん!!?(あれ・・・前にもこんなやりとりが・・・?)」 シャーリー「心配していたんだぞ。飯の時間になっても来なかったし・・・」 ボク「そ、その・・・お腹空いていませんから。」 シャーリー「・・・どうして私達と会うの嫌がったんだ?」 嘘を言ってもしょうがないか・・・。ボク准尉は顔を俯かせていう。 ボク「・・・あの時の姿を見たでしょ。アレが僕だなんて信じられないでしょう?」 シャーリー「・・・。」 ボク「自分でもおかしいんだ。ネウロイを楽しそうに刈り、コアを貪り食らう、あれが、僕だなんて・・・信じられないでしょう?」 自虐に笑う声を震わすボク准尉。 ボク「だから、一人の方が気が楽なんだ・・・それで、皆を傷つかなくてすむのなら・・・」 シャーリー「それで、私が嫌うとでも思ったのか?」 シャーリーはギュッとボク准尉を抱きしめた。 大きな胸に顔をうずめて顔を赤くするボク准尉。 シャーリー「辛かったらなんでも相談しろ。子供なんだから色々と我慢しなくても良いんだぞ。お前は、大事な仲間だからな・・・」 不覚にも、その言葉で涙が零れた・・・。 ボク「・・・もう少しだけ、もう少しだけ、このままでいさせてください。」 シャーリー「・・・ああっ、いいぞ。」 グスグスッと泣くボク准尉の背中を優しく撫でた。 ――――――――――――――――食堂 食堂に入ってくるシャーリーと一緒にボク准尉の姿を見た宮藤とリーネは喜んだ。 宮藤「あっ!ボクくん!!」 リーネ「おはよう、ボクくん!!」 ボク「・・・怖がらないの?」 そう尋ねると皆は何のことなのか首をかしげていた。 ボク「この前の・・・あの姿を見て・・・」 坂本「そんな事は無いぞ。」 バルクホルン「お前を怖がる理由なんか何処にも無い。」 エーリカ「そうそう、トゥルーデはボク准尉の事を物凄く心配してたしね。」 バルクホルン「は、ハルトマン!!」 ルッキーニ「むしろ、カックイー!!こうバサバサーでギュギューンだったよ!!」 エイラ「大丈夫だからナ。」 サーニャ「・・・これからもよろしくね。」 ペリーヌ「そうですわよ。ウジウジ悩んでいるとこっちも迷惑ですわよ。」 ミーナ「辛い事があったら相談してね。」 リーネ「なんでも言ってね。」 宮藤「そうですよ。私の事を助けてくれたんですから、今度は私達がボクくんを助けます!!」 宮藤がボク准尉の手をギュッと握る。 ああっ・・・僕は一人ぼっちじゃなかったんだ。 ずっと忘れていた物が・・・この人たちが思い出させてくれた・・・ ボク「ありがとう・・・。」 感謝の気持ちが一杯だ。瞳を潤まして涙が零れた。 シャーリーがポンポンと頭を撫でた。 シャーリー「ほらほら、泣かない」 ボク「・・・・ハイッ。」 グシグシッと涙を拭いて笑顔で返事を返す。 やっと、解ったんだ・・・・。 僕が足りない物、欠けていた物。それは・・・温もりと優しさと居場所。 孤独に闘い、故郷でも忌み恐れられ、研究所でもただの研究対象として接してくれただけ・・・ でも・・・ようやく見つけた。ここが僕の居場所。 仲間達がいる大事な大事な場所。 だから・・・この場所を守りたい。これからもずっと・・・。 第7話 大怪鳥ネウロイ襲来!!